(Wait in the park:)/雅寛
公園のブランコを漕いで、孤独に世界が終わる事を望んでいた、1993年の公園の少年。
全て過去に成ってしまうと悟り、何時からか終わるべき終わりに向けて歩き始める。
少年はやがて大人に成り、公園に頼らなくても生きて行ける様に成る。
公園は段々と必要無くなり、やがて世界から必要無くなる。
僕は憂鬱に成っただけ。
この狭い世界でさえ、僕は過ちを繰り返す。
何処にも嘆く場所が無くなった、遠い未来のメッセージ・イン・ア・ボトル。
機械仕掛けの空は管理する、人類の終焉をも。
僕は世界に立ち止まる。
君が居た一瞬を、僕は苦い粒を噛んで待っている。
僕はブランコを漕いでいる。
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