まる。/
山岸美香
君の事など忘れたという顔で、今はやや慣れてきた、規則通りの生活をしている。
君と会うのも関わるのも、これっきりにしたいと願いつつ、
身体に似合わない君の声が聞こえて
まだお互い生きてることが嬉しいのだった。
心にまるを描いた時だ。
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