星のおとずれ/
四帰
なんだか今日は空が暗い
重い瞼に押しだされて 夜におちる
無意識に傷つける白いゆめのなかへではなく
心地よくまとわりつく寂寥とともに
やさしいねむりはいつもそばにある
しずかな裏切りがきこえる
背をむけたその一本道で
あなたにゆだねた命が帰ってこれない
桃色の裸足
頂上のみえない山を登ってゆく
けしてやさしくない土のうえを
星がゆめを照らすまで
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