血族/
吉岡ペペロ
女と女の親戚と三人で喫茶に入った
そのときの女のやわらかな目とちからのぬけた肩や背中を
今日はなんども思い浮かべてしまう
あのときぼくは女の血族だったのだ
女もそう感じていたに違いなかった
女と女の親戚と三人で喫茶に入った
そのときの女のやわらかな目とちからのぬけた肩や背中を
今日はなんども思い浮かべてしまう
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