無病息災 生きている 小学編 4/Tシャツ
さて 意外と長いなこのエッセイらしきもの
でも 僕が過ごした 大事な子供時代の病院での生活も終わる。
父が僕の小学校の授業参観に行った。僕は小学校2年生になれないかもしれない。そう思っていた父。僕はもちろん学校にはいない。父は授業の最期に作文を読んだ。父は泣きながら私の息子は死にそうです。って最初に始めた。父の作文の内容は知らない。これからもきっと知らないほうがいい。
ある日赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。僕はそれが自分が泣いているのかどうなのかわからない。僕も泣くでも声はでない口だけ開けて、涙を流して泣く。悲しいような嬉しいような。初めての感覚だった。きっと生まれてくる時は、こんな感じ
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