篝火を燃やせ、本当の言葉はメラメラと燃えているものだ/ホロウ・シカエルボク
ャルな感覚を手にしていて
そしてもっと欲しいといつでも喉を鳴らしている
週末の夜明けはとんでもなくギラついていて
存分に怠慢な欲望を俺は消化するのさ
ストイックなシーンが
メラメラと燃えあがってくるのはいつでもそのあとなのさ
篝火を燃やせよ、間接照明ばかりで気取っていちゃ
目を焼くような痛みこそが光だってことをいつか忘れてしまうぜ
裏通りを歩くときだって信念を持たなくちゃ
人の道を外れてしまったって自分の道だけは忘れないようにしなくちゃ
俺はどうしようもないごくつぶしで
小銭を稼ぐこともままならない甲斐性なしだけど
だからこそそんなものにたい
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