空虚の道しるべ/
yuugao
物理に従っていた日記の
そのページの切れ端で
何処からか抜けていく空気を束ねて
物に埋もれている日々の中に
忍ばせ埋め込んでやる。
味わいは
いつだって知らん顔。
時間に裏切られてみたって構わない。
空に打ち上げられたものだけが
その実を成すわけではないのだから。
戻る
編
削
Point
(2)