空虚の道しるべ/yuugao
 
物理に従っていた日記の
そのページの切れ端で
何処からか抜けていく空気を束ねて
物に埋もれている日々の中に
忍ばせ埋め込んでやる。

味わいは
いつだって知らん顔。

時間に裏切られてみたって構わない。
空に打ち上げられたものだけが
その実を成すわけではないのだから。
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