にんげんのげんじつと未来/馬野ミキ
 
詩人である人に僕が思うのは
現状の報告ではなく
新しいものを作っていこうよ!
ってことです。
語と語の組換えにはそういう力があると思うんです。


何かが証明されてからそれに従うとか行動するってのは
これつまり自己の可能性の否定から生まれているわけですか。
まぁ孤独への恐れであって
自分で自分の存在なんてどうでもいいって信じているわけですね。
自分でそうしておきながら「私なんていてもいなくてもいいんだ」なんてのは
ただのいじけですよ。
人間はもう本当に長いこといじけて、すねているんです。

キリストを見殺しにしたのは僕らなんです
ヒトラーの躍進を許したのも僕らです
僕らはキリストに憧れながらそれ以上に彼に嫉妬しています
体現のない理論はもう意味ないとこまで来てると思います
お花畑を作るのに、
リーダーやただ才能のある人の花だけが大きく咲いても意味がないと思います。


戻る   Point(9)