風景と私/
番田
転がっている…
私の目の前に何かがあるという 実に紛れもない事実が
何を思えばいいのだろう
遠ざかっていく 岸辺で
その 私の前で ぼんやりと流れていくものを
私は 一人で 感じていた
疲れていた
流れる きらびやかな街の中で 何を思えばいい
それは確かなのだが
だけど私には もう すでに何もわからなかった…
遠くにある何かを
私のこの目に確かめたくて
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