喝采への道程は遠く短い/三之森寛容
今日も太陽は僕らを照らす
それは第一声から始まり
僕らは走り出す
流れる街を横目に
意気揚々と飛び出したのも束の間
嫌気がさして早々に棄権する仲間がいる
悪く言う奴もいるけど
アイツは悪くないんだ
人に優しく
抱えきれないほどの夢を持ってて
本当凄くイイ奴
アイツは頑張ってたよ
抱えきれないほどの悩みがあったけど
真似は出来ないな
僕らがたまたま
抽選に当たったマラソン大会
確なこと
みんなワクワクしてたよ
喧嘩する色違いの二人を横目に
一緒に走る仲間はいつの間にか散々
前を行く仲間はもう見えなくなった
自分勝手と言われるけ
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