シータから始まる。/狩心
 
180℃反転した
沸騰した油の中で
肥大化した衣を身にまとった
天ぷら坊やよ

お前の目の中にバニラアイスを、
細胞から溶け出る、糖度の遠心
涙の白き、接着の慣用句、
不採用を笑った、外側の病魔
良縁を意識した、性器、定型詩、
もはや時間だ、最後に踊り狂うのは
変容していく皮膚の側面と
そこで煌く角度の前進

もはやコーヒーは過食した、
生前から冷めた喉仏の
凸と凹の物語、

夕暮れ、悲壮に舞い散り、上がった体重の重力装置、
罅割れに加算されていく絶対濃度、振るうべき透明度、
力尽きる為の音楽、悠然と聳え立つ、軟弱のなわとび、その曲線、
加工されていく絶対
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