無病息災 生きている 大人編 2/Tシャツ
たは何年生きたの!?ねぇ!?でも、そんな度胸はない。なぜ聞きたいのかもよくわからない。ただやり場のない気持ちだけが私の心の中にたまっている。私は大学1年の頃にも他種のインターフェロンを投薬したことがあった。治るか治らないかはわからないけどなんとか退院をし、通院による投薬にこぎつけた。でもある日突然私の心は折れてしまった。きっと、私の心は今にも折れそうだったんだと思う。静脈注射を受け、熱が出て、割れるような頭痛に襲われて、足がふらつき、目も見えなくなった。いつものことのはずだった。病院のロビーで食べようと買っておいたノリ弁が私にはどこにあるのか見えなかった。買ったはずのお茶も見えない。時折歩いていく人の気配だけがする。ロビーのイスに座り込んだ。誰も私を見ていなかった。私の病気を知っているのは父と母と、病気の為に別れた彼女だけだった。もう、だめだと思った。苦しい。誰か助けて。なんて心が弱かったのか…私は壁伝いに処置室まで歩いていきこういった。 もう耐えられません。きっと私は泣いていたと思う。
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