森の中から/番田 
 

いつも何もない
夕暮れを私は見ていた
私の心のどこかで
いつも この世の中は 空っぽだった


季節が過ぎた
長い この夜の中
ベッドの上で
私は 眠りに 落ちていく
そして 鳥が 鳴けば
子供たちは 家に帰っていく
今日も 満員電車の
サラリーマンたちとともに


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