夏絵流星群/梅昆布茶
 
君は僕の流星群
流れて墜ちて
焼き尽くす

ギターを弾いている場合じゃないぜ

君は双子座流星群
こぼれる笑顔で
男を駄目にする

ダサいバイクもけっこう
汗臭いメットで
真夜中をぶっ飛ばせ
自由なんて
目じゃねえや

拘束服の
自由なんて
愛の代償にくれてやるぜ

ダブルクォーテーションの恋人は
今日も街角で
あふれる笑顔で
危険な眼差しで
とろける肢体で
惑わすのさ

そう44歳四人の子持ちの更年期のの仇華
夏の夜空の最後の打ち上げ花火

いちごミルクのカリカリ感が
脳髄を
刺し貫くように

あるいは
やさしい
薔薇のとげのように
この
愛を
刺し貫いて欲しいんだ

百舌鳥のはやにえのようにさ

きっとだよ


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