わたしが わたしで あるために/
るるりら
大切な人に笑ってもらえることを願う
そんな単純なことで 恍惚が一個のまるいジェリーみたいに 光を帯びる
わたしのこころは
マイナスだったり
プラスだったり
けれど、どちらにしろ
光りたがっているのだ
あら いけない
いつもよりヒールの高い靴を履くと
わたしのフォルム
すこし 蜂に ちかづいてきた
しゃなりと歩くと
さわ と
光の粒
私の足取り
ふわり
一歩 前へ
光源を得た
わたしのつまさきは 蜂
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