野望へ/ジム・プリマス
 

混沌だけが、ただ荒涼と広がる世界
でも
すべてを最初から始められる場所
本当は最も希望と可能性に満ち溢れた場所

放漫と虚飾に彩どられた泡沫の繁栄に目がくらんだまま
志を捨てきれない僕は、この道を進んできた
今この道に未来はない。実体としての未来はだ
すべての源に辿りつきたい
すべての根本の前に立ち
当たり前の飾らない言葉で未来を語りたい
たとえそれが他人の眼から見て
どんなに馬鹿げたことでも構わない

精神で観よう、精神で感じよう
そうしないと
その道は見つけられないから
霧が晴れる様に目前の世界が広がる時を信じて
この球形の荒野をさすらおう
この修羅の世界をさすらおう
この刹那を引きずって歩こう
僕が生きている証を刻んでいこう
猥雑な混沌の中を歩いていこう
この野望へと


戻る   Point(2)