ピカソたちのドロップキック/ヨルノテガム
 



 一面だけ開いた立方体の箱の中に、で、昔の女の
 屍体と遊んでいた 金槌やノコギリや物騒なものは
 あるにはあったが工作は得手ではなかった
 女の唇から精液は奮えたが パフェを食べ
 かき氷を食べ イカ焼と焼きそばを食べ
 そのあと眠った女の口から おかゆ、と声が洩れると
 私は買い物へと向かい消えていた、女が起きる前に。
 洋服は踊ったが乳房の膨らみは借金のカタに取られた
 たまに妖精の香りがするというパンツを知り合いに
 譲ると そいつは狂ったように絵描きになり
 空一面にパンツ吹雪が祈りのように流れる絵を
 並べた、そればかりの。

 昼、私はチューイ
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