空き地を探して/
yamadahifumi
光の中を 言葉の中を
誰が駆けて行くものか・・・
この世はとうに滅びてしまったのだ
あの日 あの月 幻の中で
誰もが傍観者をしている夜
俺の魂が光って唸ったとて 人はそれを笑い
潰すことにもはや躊躇しないだろう
そして「これが真理だ」と言って己の勝鬨を上げるのだ・・・
さて、俺は自己の寂しく辛い道に戻ろうか・・・
俺自身が死ねる空き地を見つけるまで
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