広島への手紙/梅昆布茶
 
店内
やぁしばらくだねぇ
mixiからもいなくなっちゃうし
うん
ちょっとメールが多すぎてね…
結婚したかと思っちゃったよ

髭のマスターが言う
彼は分厚いノートに一冊ぐらいも
詩を書きためている
うん結婚するかもしれない
この酔うといつも暴走する
生理の上がりそうな
じゃじゃ馬娘と
種馬の僕


ともちゃんは僕の心の中ではこっちのほう。
?

風のソネット/梅昆布茶
 
君の瞳に映る空を雲が通り過ぎる
風の旋律が緩やかに流れはじめる
硝子細工の脆いバランスでバレリーナのようにポーズをとって
鳳仙花がはじけるよ
そんな君を飽きずに眺めている僕は
そうとう暇人だよね
気持ちの良い夕べには公園の小径を散歩して
涼しげな噴水のそばでやすまないか
遠い街のざわめきさえも素敵な音楽に
聞こえそうだもの
ひとつひとつの大切な時間をガラス玉に封じ込めて
空色の瓶いっぱいにしたら
ちょっと幸せな気分になれるかもしれない

絶対幸せになってね。

またカラオケやりたいね。

それでは。??

戻る   Point(1)