背中の感じる女/はだいろ
 
まった。
ぼくが、最期のお客であった。)
そのせいか、
このまま、
風俗とはおさらばしても、よいような、
彼女を大切にしたいような、
気もしないでもなかったが、
いっぽう、
女の子が好きで好きでたまらないぼくは、
どうしても、
なにか、
新しい何かを求めて、
女の子を買ってしまいたくなる。


そして、
それは、
ひどい日の裏返しに、
余計、欲求が強くなる。


今日、とうとう、迷いに迷った末、
呼んでしまった女は、
いろいろ調べて、
すごく評判のよい子だったので、
間違いはないだろうと思ったのだけど、
実際は、
思いのほか、身体の大きい子で、
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