始まり/yamadahifumi
 
山の上に雲が

道の先に雲がかかっている

僕はそれを追い求めて走ってみる 全力で!

みんなに顰蹙を買わないように ひとりで!

そこで誰もいない空き地まで来て僕は思うのだ

あの雲の中にラピュタのように孤島があって 生物達が住んでいる

それは僕らの全然見たことのない鳥類や爬虫類達なのだ

・・・気付くと僕は涙で頬を濡らして目覚めている

外はほのかに夜明けを始めている

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