朝へ/
yamadahifumi
球体の斜面をすべり落ちると
そこには白い空があって
それはまるで宇宙の塵の如く
浮かんで落ちようとしない・・・
その中をパイプの煙の輪くぐりのごとく
くぐっていくとまた空中に出て
そこでは巨人が人をつまみ喰いして
僕も頭部だけガブリとやられて その部分だけ夢見し
永遠に空から離れられないという・・・
さて、朝だ
戻る
編
削
Point
(1)