休暇の日常/
オリーヴ
いくつもの時間と
太陽を横切り
窓辺の中で
影だけが遊ぶ
その足音は
騒がしくも心地よさのうちに
正午を過ぎて
風を忘れた頃、
幾重もの雲を
たち上げ
躊躇わず
夕立ちを呼びに行くのだ
雨は
美しく
雨は
薄暮れ
その時、僕たちは
暑がりの渦中で
夏のいち日を
反芻しているのだろうね
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