W.K.第二回「フィッシュマンズ『空中キャンプ』〜赤ちゃんの雄叫び」/たもつ
たが、全体的に孤独で、寂しくて、自分勝手で、温かい。自分勝手、ということについては、ファンの方からは異論があるかもしれません。でも、私の印象だと、他の人への愛や思いやり、というものが皆無、というわけではないものの、常に自分の孤独と向き合い、逃げ出し、逃げ切れずに、また孤独へと、という無限ループになっていて、じゃあ、それが、駄目なのかというと、そんなことはなくて、ラブソングにありがちな押し付けがましい愛や思いやりがない、だからこそ、共感できて、だからこそ、作り物ではない、芯から伝わってくる温かみがある、そのように思えます。
歌詞は良く聴くと、救いようがなくて、息苦しいのですが、佐藤氏の声、つくり
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