書かなければいけない、ということについては/ホロウ・シカエルボク
 
とについて考え続けている、その内容は
たぶん、おれが生きていくこととは、ほとんどなんの関係もない
ピエロみたいな連中がやってるように、絶対的な関係性を提示することも、まあ、出来なくは、ないけれど
たぶんおれはこの先もうだうだと生きているだろうし―書こうが書くまいが、きっとそうして生きているだろうし、退屈したらどこかのギャラリーでアホみたいに眉を吊り上げて朗読をするだけだろう、そして喉はすぐにかすれて、建て付けの悪い窓みたいなノイズを生むだろう


おれはもう一度本棚に目をやり、それぞれのスタンスで立てかけられている三人の姿を見る、まあ、悪くない



太陽は、西へ急いでる、東にある、おれの部屋には







もうすぐ、明かりが必要になる





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