日曜朝、七色カフェにて/ぶるーびっと
用意
は
出来ました
丈夫な紐と
足を乗せる台と
遺書を書くための
紙とペン
紐を
電球の傘にくくり
丸いわっかを
下の方で作る
準備万端
そして
遺書 と言うものを書いてみる
書いて
みる
親宛に
こんな情けない息子でも
今日(こんにち)まで励ましてくれた
親に
会社に
失敗ばかりしてた僕を
それでも励ましてくれた上司や
先輩や部下に
友達に
こんな根暗な僕にも友達はいて
やさしく接してくれた
友達に
そして
自分にも
書いてみよう
こんな機会でもなければ
自分宛に手紙など
書かないだろうから
書
[次のページ]
戻る 編 削 Point(4)