窓から見える明日/梅昆布茶
 
ひく君

ママ友との会話が
転がり続ける君

今日は
コーラスの発表会だから
舞台映えするようにちょっと濃いめに
お化粧したの
って
笑った

そんなとりとめの無い日常の累積のなかで

やっぱり君の目じりのしわが好きだ

でも
僕もそろそろ薄くなりかけて
いるのかもしれない
君が僕の濃度を調整する気があれば
僕は
もう7年
生きれるのかもしれない

窓から見える明日はまだ
買い物袋を下げて
坂道を
登って
来るのだろうか


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