夕暮れみたいな明方がかわいた声を探すころ/
ホロウ・シカエルボク
ためにうたを歌ってくれはしない
僕が君のことを音楽だと思うとき
君は僕のことをそんなふうに思うかもしれない
だけど僕らは同じ進行ではあり得ないから
違うコードに乗りながら似て非なる気持ちを歌う
君がうたう歌のことを僕は知ることがない
僕がうたう歌のことを君が理解しないように
そうして日付はどんどんとそれぞれの終点にむかって
一目散に走ってゆくのです
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