赤子のように/
吉岡ペペロ
赤子のように
愛したひとがいた
しあわせだった
はじめて知ったひとの乳首を
赤子のようにさがした
姿が見えなくなったり
声が聞こえなくなったりすれば
泣きわめいたり沢山のこころを暴れさせた
愛とは赤子になるということなのだろうか
赤子のように
愛したひとがいた
しあわせだった
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