赤子のように/吉岡ペペロ
 
赤子のように

愛したひとがいた

しあわせだった


はじめて知ったひとの乳首を

赤子のようにさがした

姿が見えなくなったり

声が聞こえなくなったりすれば

泣きわめいたり沢山のこころを暴れさせた

愛とは赤子になるということなのだろうか


赤子のように

愛したひとがいた

しあわせだった











戻る   Point(3)