饗宴の朝/yamadahifumi
 
朝、人々の鏡を見ていると

俺の額が割れそうになる

神様が化粧をしているのを見るのと

人々が神に虐殺されているのを見るのとどっちがいい?と

女神が俺の頬を撫でながら聞く

俺は女神を殴りつけてから怒鳴った 「どっちも嫌だ!」と

女神はそれも愛情の内だと悟ったのか

「じゃあ、どっちにもするわ」とカーテンを開いた

そうして俺達の饗宴の朝が始まったのだった

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