神についての四つの散文詩/yamadahifumi
 
朝がやってきて、俺を食った。俺は神を見上げて呟いた。「お前がこうしたのか?」「お前がこれを指令したのか?」と。神はひとつにやっと笑って「そうだ」と大気に呟きかけた。それは雨となって俺に降りかかった。「了解した」と俺は言った。そして俺は神を殺すための剣を研ぎ始めた。

人は俺を笑った。それはいつかどこかの街だった。人々はいつでも神々を欲した。それで俺は・・・彼らに神をくれてやった。人々は「ありがとう」と言って俺を殺し始めた。俺は殺されるがままにしてもはや天井となった青空を見つめていた。人々が神製造機を見つけて幸せとなる日々は来るのだろうか?・・それが殺される俺にとって当分の懸案事項だった。

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