原色の太陽/一般詩人-
 
蛍光色の空を
眺める
鳥の目も
蛍光色で
そこからしみだした色が
鳥の身体を伝い
なんだかいろんなものを
蛍光色に染め上げる

鳥はあわてて
蛍光色をついばむけれど
色とともに崩れいく世界を
くいとめることはついにできず

ただ昇る原色の太陽に
翼をすり合わせて
祈りをささげるばかりなのだ
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