海を感じる/梅昆布茶
 
こころの中に海がある

いくつかの海流も流れている

灯台へ続く道は
岬を縫うように走っている

海峡を渡る風は
わずかに強く吹き雲を散らす

僕は背中の軽い荷物を感じながら
ゆっくりと歩く

時おり雲の影があたりを覆い
ふと立ち止まって

そしてまたゆっくりと歩き始めるのだ

光と影が支配するこの岬の午後を


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