作文教室/yo-yo
うか、文章というものが書けなかった。
ありのままを言葉にする。あるとおもえるものを言葉にする。
でも言葉は、ありのままやあるとおもえるものに寄りそってはくれない。
あの小学生のときの疑問は、いまも解決されないままで、悔しい思いはつづく。
かくてこの夏は、ボランティアもする。新潮文庫も読む。
吉里吉里村の『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』。
作文の秘訣を一言でいえば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね――
井上先生は、やさしい言葉で難しいことを教えてくれるだろう。
夏休みの宿題が、また増えそうだ。
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