猫の睥睨/yamadahifumi
 
僕が公園でハンバーガーを食べていると

人がその前に小石を置いていった

それが何かの印なのかと 僕は

ハンバーガーを置いて 小石を拾ったが

それはほのかに温かくて捨てるに忍びなかった

僕はハンバーガーを食べ終えると小石をポケットに入れ

そのまま家の方へと戻っていった・・・

その僕が去った後 僕が座っていた凹みには

猫がちょこんと座って人々を見回していたそうな
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