めだまやく/中川達矢
 
めだまやきには
苦痛をともなうべきだと
たまごがやかれ
失われるのは
とりのめだまの

だった
きみとしろみとその他もろもろ
たとえられて
身のぎせいを
あじわっている
なんて
皮肉
たまごやきは
それなりに残酷だが
めだまやきは
なおさらに残酷で
つみのいしきを
なすりつけるためにも
めだまやく

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