夏空のうた/あまね
 
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた

背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる

目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている

ひろがりとふくらみをまだ隠しておこう
もうじき雨がやってくるから

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