闇鍋と溶解度/
aria28thmoon
燻し銀の闇夜
に
溶けてゆく、
何らかの感情
(それは、誰も知らない)
ぐつぐつと煮えたぎる鉄製の鍋に満たされた黒
あぶくがひとつ弾けるたびに
世界が生まれ変わるのだとかいう話
(それはリアルな虚構か
(はたまた疑わしき真実か
満ちみちてあたたかに進んでゆくはポエジィ
ら、ら、ら
出鱈目なメロディー駆けめぐるはエナジィ
る、る、る
る。
燻し銀の闇夜
が
溶けてゆく、
溶けて、ゆく。
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