とうがらしの数え歌/ああああ
 
 これはインド北部で採集されたというナンセンス詩の試訳です。定本には、David McCullough (1981) "The Complete Indian Folk Songs" を用いました。 原文(英語)では頭韻を踏んでいるのですが、拙訳ではその言葉遊びは再現しきれていません。McCullough によるとこの詩は唐辛子の正しい順番(?)を覚えるためのもので、夜(夕飯以降の時間帯)にこの歌を歌うことは禁忌とされており、歌うと「子どもが出来なくなる」などと言われているそうです。



明るい黄色の乾いた染みは……
ベルギー・ミチ!

床に寝転ぶ子は汚い……
ポール・ミチ

墓場の数は無数より数知れず……
マドラス・ミチ!

こふこふのどに引っかかるせきばらい……
カシュミール・ミチ!

頭ははげてもお金はたまらず……
レ・シャンパルティーエ!

網の中で魚は尾を振る……
サンケーシュワ!

雷やまびこガラガラドウ……
ガンドウ!
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