恐怖を言葉に感じる/番田 
 

色々な路地を巡り歩きながら街にいた
水色のジーンズを探しに出てはみたのはいいものの
過去に訪れたことのあるような 街の中にいた
それは 一体 何故だったのだろう


水色のジーンズを探して 知らない街の路地裏にいた
そんな話しを聞いたことがある 私は
本当の友達を探して 知らない街に 迷い込んでいた


通り過ぎてきた日々が
色んな風に聞こえていた


私は防弾チョッキを 上野の古着屋で買って
パインを食べながら 歩いた


友達は言葉もなく消えていく
もう 何人目なのだろう 詩の言葉は人を狂気に陥れることもある
連絡を 彼らと取り合ったなら
昔のように また 話せるだろうか



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