海へと/DNA
さかしま に
決壊した真昼の
いっさいの裂け目に
わたしたちの、崩落した
白い希み
が、滴り
直立した灰、の
凪いで 碧さ
のきみは 等しく
舗道に轢かれて
いる
*
短さで繁っていく碧い海の記号を
(焦らすことなく)
囲い込んだぼくたち、の半生
(その、残 響。) は
身のフルえ、ふえ行き 強、く
噛んだ銀糸の苦み の底辺で
いま、なお反復の生/活を紡いで
いるね(ましろい、足跡 が
風上から燃え ていく よ)
ひときざみの虚森 から
出発したきみの左手 の、
崩れ落ちてそっと
行き先を(ただ、ただ行き先を!)
示し続け、
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