「僕」と言う病気/逆鱗社長
死にたいと思う25時
小さな粒が螺旋に見えて
冷たい空気の様な何かを
強く揺らしてる
どうでも良い様な今を
凄く丈夫な何かで繋いで
逃げられないように
逃がさないように
じっと見張ってる
死にたいと呟く君の顔が
少し笑ってるような気がした
眠気にも勝る何かが
酷く顔を歪めて笑おうとする
君は君を知らずに君を飼っていた
僕も又
同じ様に僕を飼っている
必要なのかすら分からない大切な何かが
くだらなく過ぎ去ろうとしている
そんな事を考えている
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