無題2/吉澤 未来
 
苔と藻にふせたノートに
体のアンバランスをもたれかけ
心にとどめた亡骸をみた

そういうように人はできてる

星の運行
天の活況

綿毛がダンス

うつつをぬかし

すべての憐れみ
受け入れた朝に

冒涜を信仰
瞬間の移動
そして
天からの再来

僕はこうして
手紙にとどめ
指先で空から降ってきた言葉たちを
つまんで 並べる
今日この頃

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