無題2/
吉澤 未来
苔と藻にふせたノートに
体のアンバランスをもたれかけ
心にとどめた亡骸をみた
そういうように人はできてる
星の運行
天の活況
綿毛がダンス
うつつをぬかし
すべての憐れみ
受け入れた朝に
冒涜を信仰
瞬間の移動
そして
天からの再来
僕はこうして
手紙にとどめ
指先で空から降ってきた言葉たちを
つまんで 並べる
今日この頃
戻る
編
削
Point
(1)