右と左/朧月
 
一番目の扉を
あけたときにすでに
決まっていたんだろうか
君のゆく道

どれだけ引きのばしても
君の瞳はもう
遠くを遠くを見つめてた

さようならって
たった五文字だね
こんにちわって君が
あらわれたのも

そこからなにかが
はじまってたとおもってた
つながってるって文字を
何度も何度も確かめたのに
君へ届いてはいなかったみたいでさ

泣いているよな夜の
星を忘れないように
ずっと みてた
君の言葉を待ちながら


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