喪失/
草野春心
未来のような
だだっぴろい草原で
詩を読んでくれたのは誰だっただろう
幸福のような
雨が降っていたのはどこだっただろう
なにからなにまで
やさしいくらい
喪失につつまれていた
[グループ]
戻る
編
削
Point
(4)