太陽の営業/
朧月
ありがとうございます
一日に何度もいう言葉
どれだけ想いを込めたかを
思い出す頃には
アイスクリームもとけているんだろうな
最新の冷蔵庫が
食う電気の量よりも
ひかえめに笑ってみても
お役にたったかどうかは
もっと遠い未来でしかわからない
どんなことも無駄ではない
書かれた看板を見上げながら
照りつける太陽の熱が
誘い出す汗を感じている
私はひとつの歯車
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