100日目の日記 (1)/縞田みやぎ
 
」と書かれたトロ箱蓋を持った写真を見たら,言いたい。「被災地の人間は,そのように利用されたことがものすごく不愉快で傷ついた。」と。
posted at 16:46:15(注30)

地元の人間あるいは任務のある人間かそうでないかというのは,すぐに分かる。身なりがこぎれいだったり薄着だったりする以前に,雰囲気が全然違う。どうしたって外部の人間は絶望していない。帰る安全な世界がある余裕。興奮して「すげー」て写真撮られると,私たちは悲しい。
posted at 16:53:39

もうそろそろ,と思って,県の死亡者リストを見る。知っている名前をいくつか見つけるが,同姓同名の別人かもしれないと
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