夜更け/yamadahifumi
 
人々が己を捨て去る夜に
僕は一人で酒を飲んでいる
誰もいない夜更けに
風が話しかけていった・・・


もう野良猫にも相手をされず
僕の孤独は極まってしまった
職場の皆からは嫌われて
家族からは鼻つまみ者
友人、恋人など一人もいない
僕は今独りぼっちでここにいる
そのことを僕は恥じてはいない
例え一千万人が笑ったって
僕は少しも恥じてはいない

今、酒の味が良く分かる・・・
そんな夜更けに僕は住んでいる
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