夜と歌/madyawn
 
結わえる
眠り



花を待つ



ふれているのが
すべるような
くろであって


電車がトンネルを抜けるスピードでかたちづくる息


すいこまれるひかり
に手を伸ばし

連れてって

あやすように
ピカピカと


あなたの歌で
目覚めようとした
夜明け


もう私に
これ以上の言葉はなく


わたしの大好きな
あなたのたましい

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