いかにも どうでもいい話/佐々宝砂
について語るなら、ソンタグの『反解釈』読まないといけないなあと思うけど、読んでない。うー。読まねばならんものばっか。
なんも考えないで書かれた「いわゆる」ポエムがキッチュであることは確かだ。そして私は「いわゆる」ポエムがわりとすきだ。バカバカしくて笑えるから? 一面はそうだ。瞳におほしさまキラキラ背景にお花とびまくりの昔の少女マンガみたいに、「いわゆる」ポエムはとっても可笑しい。可笑しいけど、私はそれがすきだ。可笑しいから好きなのじゃなくて、なんでだろう、どうしても自分で肯定したくないある理由により、好きだ。いやんなっちゃう。この矛盾した趣味がキャンプなのかしら。
はっきり理論的な
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